幾何公差と表面性状

7.最大実体公差方式


公差適用例(2)

公差適用例(2)


2.要素が穴で公差値とデータムに最大実体公差がある場合

1).図面例   


要素が穴で公差値とデータムに最大実体公差がある場合



2)解釈

a)公差値(φ0.2)と右横の(まるM)を適用した場合下図は、穴ピッチ75 が75.15 なので、
公差値φ0.2 から外れNGとなる。


要素が穴で公差値とデータムに最大実体公差がある場合



b)公差値(φ0.2)と右横のまるMと、さらにデータムBの(まるM)を適用した場合


要素が穴で公差値とデータムに最大実体公差がある場合



c)動的公差線図

上記の説明は下記のような理屈になります。

※赤枠内がさらに使用できる緩和領域になります。


動的公差線図