プレス金型は多数のプレートから構成されており、それらの代表的な加工方法としてマシニング(MC)加工、ワイヤーカット放電加工等があります。
その他ボール盤、ラジアルボール盤、フライス盤、旋盤、放電加工機、平面・整形研削盤などの「汎用機械」を使用する加工、および「手仕上げ」等、いろいろな加工方法があります。
マシニングセンター(MC)加工とは、ドリル加工(穴をあける)、リーマ加工(穴の仕上げ)、タップ加工(ネジ立て)、エンドミル加工などを「プログラム」により刃物を自動交換し「完全な自動加工」を行うことです。
ワイヤーカット放電加工とは、「プログラム」によりΦ0.2程度の黄銅線により放電し加工します。通電する物(金属)以外は加工できませんが、色々な形状やテーパ加工なども可能です。
  
    
      | 加工の種類 | 
      工作機械名 | 
    
    
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      ドリル・タップ ・リーマ加工 | 
      マシニングセンター ラジアルボール盤 | 
    
    
      | エンドミル加工 | 
      マシニングセンター フライス盤(NC含む) | 
    
    
      | 放電加工 | 
      ワイヤーカット 形彫り | 
    
    
      | 研削加工 | 
      平面研削盤 円筒研削盤 | 
    
    
      | 旋削加工 | 
      旋盤(NC含む) | 
    
  
 
このように「プログラム」によりコンピュータで数値制御され作動する機械を
「NC機械」といいます。
≪放電加工の原理≫
電極にパルス電流を流し、電極からワークへ放電が起きる一定のギャップを保ちながら数μSという超短時間の間に溶解・
爆発を繰り返すことによって徐々にワークを加工します。加工精度は±数μmを実現することが可能です。