プレス金型とプレス加工について

1.プレス金型とプレス加工



「プレス金型」とは・・・

材料(素材)に上から押し付ける力(=成形荷重)を加え、切ったり、曲げたり、伸ばしたりして寸法どおりの製品形状に変形させる、
完全オーダーメイドの「専用工具」です。

材料(素材)が金属であってもプラスチックであっても紙であっても、材料(素材)の形を変えるために必ず材料(素材)に荷重します。
これを「成形荷重」と言い、「成形荷重」を加える機械を一般的に「プレス機」と言います。
この「プレス機」にセットされ使用される『金型』『プレス金型』と言います。
以下、『金型』という表現が出てきた場合、『プレス金型』同義語と理解してください。


『プレス加工』とは・・・

「プレス機」にセットされた『金型』で材料(素材)に成形荷重を加え寸法どおりの製品形状に変形させ、その形状を永久に維持させるようにする加工技術です。
よって『プレス加工』には、「プレス機」と『金型』が必要不可欠であり、製品を「同じ品質」「大量に」「安く」「短時間」「繰り返し」生産できるという大きな特長があります。